クラス(条件)毎の調教採点が付与される割合と、その3着内率を集計しました。
※2017年10月から手入力で調教採点を電子化した結果になります
※2019年6月7日までを集計対象としています
クラス毎の付与率
新馬 | 未勝利 | 1勝クラス (500万以下) | 2勝クラス (1000万以下) | 3勝クラス (1600万以下) | オープン | G3 | G2 | G1 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
3 | 0.02% | ‐ | ‐ | ‐ | ‐ | ‐ | ‐ | ‐ | ‐ |
4 | 0.46% | 0.33% | 0.09% | 0.02% | ‐ | 0.05% | ‐ | ‐ | ‐ |
5 | 22.21% | 24.33% | 15.19% | 10.05% | 7.89% | 7.26% | 2.30% | 3.35% | 0.74% |
6 | 62.03% | 62.25% | 65.61% | 63.60% | 59.82% | 58.03% | 50.61% | 48.03% | 38.81% |
7 | 14.95% | 13.00% | 18.85% | 25.74% | 31.37% | 33.79% | 45.49% | 45.76% | 56.74% |
8 | 0.34% | 0.09% | 0.25% | 0.58% | 0.92% | 0.87% | 1.60% | 2.87% | 3.71% |
クラスが上がるに連れて、高い調教採点が付与される傾向にあります。これは調教採点担当者がクラスに関係無く調教を俯瞰して見れているということ。つまり強い馬に対して自然と高い調教採点が与えられていると考えられ、調教採点担当者の優秀さが伺える結果です。
特筆すべきは重賞競走(G1~G3)の場合は調教採点7以上の割合がグッと増えてほぼ半分の割合を占め、G1競走に限っては半分以上の約60%が調教採点7以上が付与されます。重賞競走は調教採点7が普通(平均)と考えて良さそうです。
クラス毎の3着内率
新馬 | 未勝利 | 1勝クラス (500万以下) | 2勝クラス (1000万以下) | 3勝クラス (1600万以下) | オープン | G3 | G2 | G1 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
3 | ‐ | ‐ | ‐ | ‐ | ‐ | ‐ | ‐ | ‐ | ‐ |
4 | 3.45% | 2.22% | 4.55% | ‐ | ‐ | ‐ | ‐ | ‐ | ‐ |
5 | 7.93% | 5.69% | 6.21% | 7.37% | 4.70% | 4.67% | ‐ | ‐ | ‐ |
6 | 20.46% | 21.10% | 20.26% | 20.40% | 18.94% | 18.18% | 14.41% | 12.19% | 7.32% |
7 | 44.97% | 44.60% | 38.40% | 33.23% | 35.73% | 34.81% | 27.71% | 32.38% | 23.31% |
8 | 66.67% | 52.00% | 46.67% | 48.21% | 43.24% | 33.33% | 64.00% | 66.67% | 56.67% |
クラス毎の3着内率をコチラにて記載しておりましたが、オープン競走というグループで集計していたものを細分化(オープン・各重賞)しました。
理由はわかりませんが、オープン競走は(リステッド競争含む)調教採点8の成績が芳しくありません。内訳は6/18で3頭に1頭が3着以内に入線する確率です。逆にG2・G3競走の調教採点8の成績は素晴らしく、ほぼ3頭に2頭が3着以内に入線します。G1競走は重賞の中では若干信頼度が低い傾向ですが、ほかのクラスとの比較であれば悪い数字ではありません。G1競走の調教採点平均が7である事を考えると、調教採点6の3着内率7.3%=92.7%馬券に絡まないという事なので購入は見送っても良さそうです。
他に気になる点としてはサンプル数は少ない(70/3209=2.18%)ですが、重賞競走の調教採点5が付与された馬の3着内率は0%です。購入は見送りましょう。
まとめ
- 重賞競走の調教採点は7が基準である
- 重賞競走において調教採点5の馬券内率は0%
- オープン競走の調教採点8の信頼度は低い
- G2・G3競走の調教採点8の出走馬は3頭に2頭は3着以内に入線する